2010/04/07

『経済指標を取り込む』

『経済指標発表時にEAを停止させて、取引を回避し・・・・』良く聞く言葉です。
今回は、この行動が正解なのかを検証する方法(今回は、視覚的に)を考えてみました。
結論から言えば、以下の図のようにチャート上に経済指標を表示させるインジケーターを作りました。
ma-ku  mt4i txt
作成方法:
①データ収集(これが最も重要になります。)
※今回は、『 為替相場過去の経済指標 』のデータベースを使用させて頂きました。
1-1:各国の為替指標データベースをクリック。
1-2:データをコピペし、テキストファイルとして保存する。
(※見出しの段落を調整しておいてください下図参照)
                  txtx
②データの加工及び保存
※①で取得したデータは、Tab区切りのテキストデータになっているので、CSVファイルに変換します。
※今回は、『 CGI制作・提供サイト CGIKON ( シージーアイコン )』のサイトを利用しました。
2-1:上記サイトの【便利ツール】⇒【ファイル変換】を選択し、【参照…】にて①で作成したテキストファイルを選択し、【TSV⇒CSV】を選択します。その後、変換されたCSVファイルを保存します。
2-2:2-1で変換されたCSVファイルを表計算ソフトで開き、以下の列以外を削除します。
≪【年】【月】【日】【時間】【指標】【予想】【結果】【前回】≫
                 excl
※今回は、検証用のため上記に絞り込みました。
2-3:対象ファイルを(……./Meta Trader/experts/files)に保存します。
③MT4への表示
   3-1:使用インジケーター名【Economic_Calendar.mq4
3-2:パラメーターの説明
A【 string File】 保存したファイル名(拡張子含む)
B【 ClientTime_GMT】サーバータイム修正(時間単位)
C【 Object_Type】    表示形態の選択(21:テキスト表示 22:マーク表示)
D【 Font_Size】 表示サイズ
E【Index_Color】 表示色
F【 start】     表示位置(初値からのシフト数)
G【 step】 同時位置に表示位置がなった場合のシフト数
H【Check】   〈 true 〉なら表示内容をファイル(Check.cvs)に保存します。
3-3:夏時間 考慮していません。
3-4:注意事項
表示がおかしい場合は、【FileSeek(handle,35,SEEK_CUR);//2行目ませシフト(バイト数)】の<<35>>を変更してみてください。
④まとめ
経済指標をMT4のチャートに取り入れることにより、経済指標がどの程度チャートに反映されるかわかると思います。 また、今回は、視覚化が目的でしたがこれを取り入れたEAの開発も面白いかもしれません。(夏時間の問題がありますが・・)そして、今回使用させて頂いたデータを公開されている『 為替相場過去の経済指標 』のサイトの作成者様に感謝申し上げます。