先回に引き続き基軸について考えてみました。
まず、基軸として考えられるものとして、
①時間軸(例:一般的なチャート)
②ティック軸(例:ティックチャート)
③価格軸(例:P&Fチャート)
④出来高軸
などが挙げられると思いますが、④は、MT4では取得できません。MT5以降に期待したいところです。
実際に使える軸は、時間①、ティック②、価格③で、扱いやすいデータとなると、①と③になります。
①は、価格軸と時間軸で作られた2次元チャートで、③は、価格軸と価格軸で作られた2次元チャートです。2つを融合すると3次元チャートが作れます。しかし、MT4を使用する利便上で2次元チャートにする必要があります。今回は、『P&Fチャートを時間軸のチャートに表示する』を試みてみました。
【作 成】
一からP&F指標を作成するのも面倒なので、今回は【MQL4Community 内Point & Figure indicator】をベースに使用してみました。下図がその結果です。図の見方は、赤線>青線範囲が、P&F指標で言う上昇バーを示し、赤線<青線範囲が、下降バーを意味しています。つまり、青線が、初値(P&F指標で見た場合)赤線が終値(P&F指標で見た場合)となります。
上図だけでは面白くないので、ボトムライン(水平値)も表示してみました。黄色がボトムラインです。
※今回は、本来のP&F指標の性質を十分に理解して作成したものではありませんのでご了承ください。
【まとめ】
各基軸には、それぞれ特徴・利点が存在します。その利便性を損なうことなく結合出来ればより良い指標を得ることができると考えます。しかし、今回はP&Fの特徴を一部阻害するようなものになってしまったかもしれません。